野球道具一式

近年のプロ野球界 MLB移籍を見据える新人選手が多い

アメリカのMLBは、昔から世界一のプロ野球リーグとして存在自体は有名で、各年代において大打者あるいは名投手がMLBの移籍話が新聞に載るようなことが度々起こってきました。しかし、なかなか移籍が実現することはなく、1960年にMLBで活躍した投手・マッシー村上(村上雅則)さんの活躍ぶりだけが伝説として語り継がれる状態が長く続きました。

そんな中、1990年代半ばにパリーグ最高ランクの投手・野茂英雄(近鉄)が移籍制度が整っていなかった中、任意引退という形をとった上でMLBに移籍することにようやく成功し、1年目(1995年)から華々しい活躍を見せました。それにより、この年からMLBの認知度は大幅に上昇し、毎年のように日本のスターが移籍してどんどん人気が高まっていきました。

一方、毎年のように日本球界からMLBへのスター選手流出が続く中、当初から懸念されていた通り、日本のリーグ所属するスター選手が減ってきてしまった他、年俸も上がりづらい状況になってきてしまいました。そんな中、昔と比べてMLBの存在がぐっと身近なものになったことにより、近年日本のプロ野球界に入って来る新人選手の中には日本のプロ野球をステップアップの場と捉え、入団当初からMLBを夢見て日本で頑張る選手が増えています。また、早い段階から語学学習に励んだり衛星放送で現地の試合をたくさんみてMLB移籍に備えているような若手がたくさんいます。